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Author:こっこ
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皆川博子著『倒立する塔の殺人』
今年になって最初に読み終わった本です。

倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)
(2007/11)
皆川 博子

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この本、「MYSTERY YA!」というシリーズの中の1冊なので、10代向けだと思うのですが、今はやりのライノベと違って、重厚!そして(私的には)耽美!
さすが、皆川さん!


舞台は戦時中~戦後の女子高。
都立**高女の阿部欣子は、同級生の三和小枝からある本を渡される。
その本の題名は『倒立する塔の殺人』。
小枝が親しくなった**女学院の上月葎子らと書き回していた手書きの本だった。

その葎子が空爆のときに、学校のチャペルで亡くなったのだが、小枝はその死に不審を抱いていた。
・・・なぜ、葎子は防空壕に行かずに、チャペルにいたのか?
さらには、それ以前に、小枝も親しくしていた葎子の親友、七尾杏子が挨拶もなしに2人の前から消えていたのだった。

欣子の視点から、本を読んでもらえば、自分では気づかない何かが分かるかも知れないと小枝は考えたのだった・・・。


物語は、作中に現れる『倒立する塔の殺人』という物語、書き手の変わる(登場人物たちの)手記、葎子と小枝の謎解きや、過去の回想などが入り組んで、さらっと頭には入ってこないのですが、ラストまで読むと、その難解さも何か心地よい。

葎子と小枝が、これが真相だったのだ・・・と納得した先のさらなる真実が読者に明かされる(物語として・・・という推量の枠を出ない形で、なのですが)ところもよい。

大人になる前の少女の残酷さもよく描かれていると思います。

舞台がミッションスクールだからか、作中の物語の雰囲気のせいなのか、戦時中だというのに、耽美的なもの、幻想的なものを感じてしまうのは、さすが皆川さん!

1930年のお生まれですから、今年は78歳になられるのですよね。
それなのに、こんな作品を書けるなんて、うらやましい!

個人的には、作中の『倒立する塔の殺人』の話を全部読んでみたい!
作中で完結してはいない・・・と思うのですが。
真相を理解した上で、もう1度読んでみたいと思った作品です。
また、何か違った発見がありそうで。


この本、装丁にも凝っていて、カバーをはずすと、本を読んだ人ならわかる小粋なしかけ?というか、遊びがあります。

美しいもの好きな人にはぜひ読んでほしい作品です。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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