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Author:こっこ
漫画・アニメ・本・日常のつれづれをごっちゃに語っているブログです。
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佐藤多佳子著『黄色い目の魚』
この本を読んだ後、江ノ電に乗って、鎌倉の海を見に行きたくなりました。

黄色い目の魚 (新潮文庫) 黄色い目の魚 (新潮文庫)
佐藤 多佳子 (2005/10)
新潮社

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著者が『黄色い目の魚』という短編として書いた作品に、それからはみ出していたエピソード、キャラクター、イメージを新たに加えて10年後に書いたのが本書です。


1人目の主人公は木島悟。
幼いころに別れた顔も覚えていない父、テッセイと会うことになった小学生の悟。
テッセイのアパートで、部屋いっぱいに置かれたテッセイの絵を見る。
そのときの経験が悟のその後の人生に大きな影響を与えることになる。


2人目の主人公は村田みのり。
母の弟である叔父の「通ちゃん」はイラストレーターで、みのりをモデルにした「サンカク」という漫画も描いていた。
1人で自由な生活をしている通のことが好きで、アトリエにもいりびたっているみのり。
他人とつるむことが嫌いなみのりは、中学のときに、自分を友達だ、と頼ってくれていた美和子のことを、クラスメイトの面前で「友達じゃない、一度も好きだと思ったことなんてない!」と叫んでしまい、美和子を傷つけてしまう。


みのりはどうやって、美和子の傷を治せるのか・・・というのが元々短編だった『黄色い目の魚』の章になっています。

そして、そんな2人が海の近い高校で出会います。

しょっちゅう、クラスメイトや先生の落書きをしている悟の絵を見て、何で人の嫌な面をこいつは描くんだ、と怒るみのり。
でも、美術の授業でみのりの顔を描いた悟のデッサンを見て、もっと彼の絵が見たいと思うようになる。

一方の悟は、昔から落書きはしていたものの、自分で絵が好きだという自覚もなかった。
それが、みのりに自分の絵について意見をされて、他人にへつらうことのないみのりの凛とした姿が気になって、みのりの姿ばかり目で追って、みのりの絵を描きたいと思うようになる。
サッカー部の練習にも身が入らなくなるほどに。

そんな2人を回りの人間は「好きあってるんだ」とひやかすが、当の2人にはそんな意識がない。
絵を通して「気になる」クラスメイトという位置。

そんな2人がお互いを好きだ・・・と自覚するまでが丁寧に描かれています。

私はこんな2人にとっては、親の年代になってしまってるのね~・・・となんだか寂しい気分。
でも、そんな年代の子供を抱える親として、思春期の子供がなにか行動を起こそうとしたときに、それに口を出さずに見守ってやる親になれてるのかな・・・って考えました。
「放任する」のではなく、あくまで「見守る」、ですよ^^。


ちょっと気に入った文章を続きに入れておきます。




「世界に俺を出していくことはできなかった。
だから世界を俺の中に入れているのだ。」
(サッカー部で納得のいくプレーができない悟が、先輩GKのプレーを食い入るように「見て」、自分の思い通りの絵が描けない悟がみのりの姿をこっそり盗み「見て」いたときの言葉)


「最後は自分だけだ。誰かのせいにしたらいけない」
(失踪していた妹の玲美が戻ってきたときに、そろそろ家族みんながテッセイから解放されてもいいんじゃないか・・・とおじいちゃんが言った言葉)


「私がハードルでも跳ぶような気分のところを木島はただするりと歩いている」
気分が落ち込んでいるところで、悟の顔が見たくなったみのりに気づいた部活中の悟が「中で見れば?」と声をかけてくれたとき)
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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