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Author:こっこ
漫画・アニメ・本・日常のつれづれをごっちゃに語っているブログです。
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こっこの日常新聞
百田尚樹著『BOX!』
久々の本の感想です。
前回書いたものとの間でも何冊か読んではいるのですが・・・(汗)。

Box・・・名詞だと『箱』
     動詞だと『ボクシングをする』


高校ボクシング部を舞台にした作品です。
帯のボクシング小説の最高傑作、ここに誕生!の文字にひかれて買ってしましました。


ボックス!ボックス!
(2008/06/19)
百田尚樹

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高校ボクシング部を舞台に、天才的ボクシングセンスの鏑矢、進学コースの秀才・木樽という二人の少年を軸に、交錯する友情、闘い、挫折、そして栄光。
二人を見守る英語教師・耀子、立ちはだかるライバルたち・・・・・・
様々な経験を経て二人が掴み取ったものは!? (本の帯より)


大まかに言ってしまえば、ボクシングを通して、少年たちの成長を描く物語なんですが、そのひと言では言い表せないくらい、いろんな事がつまっている小説だと思います。

ボクシングのルールやトレーニング方法、テクニック、プロとアマの試合での採点の違いなども詳しく書いてあって、ちょっとしたボクシング入門になるかも。

試合のシーン(特に最後の試合)の描写の迫力には、思わずひきこまれてしまいました。


天性の才能を持つ鏑矢と努力型の木樽優紀。
・・・ではあるんだけれども、努力が才能を負かすこともある。
そして、自分の実力に絶大な自信を持っていた鏑矢が、その自信が揺らいでしまったときに、どういう行動をとったか・・・
この辺の描写が良くって^^。

木樽のクラスメイトで、ボクシング部のマネージャーになる丸野さんのエピソードなども涙ものです。


青春まっさかりの中高生に読んでもらいたい小説ですが、「格闘技なんて野蛮なもの、私はちょっと・・・」な女性にも、もちろん、どんな世代の男性にも読んでもらって、熱さを感じてほしいと思います(笑)。


最後に、気になった文をいくつか。



『試合をすれば勝つ、それは彼にとっては当然のことで、そこには何の不安も疑いも抱いていないのだろう。
もちろん敗者に対しての労わりの気持ちなんかこれっぽっちも持っていない。
それって何と傲慢で、同時に純粋な美しさだろう。
まるで傷一つ付いたことがないガラスのようなものだ。』


『人は苦労して一所懸命に努力して手に入れたものは、簡単に手放さない。
でも、あの子はボクシングの強さを簡単に手に入れすぎたのよ。
たいした苦労も、努力もせんと、ね。
だからあっさりと捨てられたのよ』


『才能というのは諸刃の剣やね』


『才能のある子は努力の喜びを知らない子が多いのよ。
出来ないことが出来るようになる喜びを知らない―ある意味でそれは不幸なことやと思う』


『本当の才能というのは、実は努力する才能なのよ。
努力と言っても、苦しんで、苦しんでしんどい思いを克服してやるのは違うの。
さぼりたい気持ちを抑えつけないと努力できない人は才能がないのよ。
本当の天才って、努力を努力と思わないのよ』


『それが楽しいからする、好きだからする、面白いからする、という人が本当の才能の持ち主なのよ』



全部耀子先生の言葉でした・・・。



テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

和田竜著『のぼうの城』
読んだ本の紹介は久しぶり。

いえ、少ないながらも、今年に入って何冊か読んだ本はあるのですが、なぜか感想を書くチャンスを逃したり、ちょっと期待はずれ(苦笑)だったり・・・という感じで、今日まで来てしまいました。
6月のはじめあたりに、読んだ本をずらっと並べるだけの記事を書こうかな(自己満足)。

で、今回の本は歴史モノ。

のぼうの城のぼうの城
(2007/11/28)
和田 竜

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カバーイラストはオノ・ナツメさんですよ!


時は乱世。
天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城があった。
武州・忍城(おしじょう)。
周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。
総大将・成田長親は、領民から「のぼう様」と呼ばれ、泰然としている男。
智も仁も勇もないが、しかし、誰にも及ばぬ「人気」があった―。

この城、敵に回したが、間違いか。
(本の帯より)


どこまで史実に忠実なのかはわからないのですが、実際に北条側で、秀吉の軍勢に落とされなかったのは、この城だけだったらしいです。

「のぼう」とは「でくのぼう」のこと。
長親は、民衆の中にも降りてきて、田植えなど農作業を手伝おうとするものの、手際が悪く、かえって仕事を増やしてしまうので、百姓からも「のぼう様は手伝うな」と言われるほど。

武士としての軍略があるかというと、どうもそうではない。
周りにいる武将は、いかにも「坂東武者」な感じの豪気な人物ばかりなのに、長親はのそっとして、何を考えているんだかいないんだか・・・な男。
そんな男なんですが・・・

北条の味方と見せかけて、実は裏では秀吉に下ることをすでに密約していた成田家。
しかし、長親はそれを自分の考えひとつで反故にして、石田三成2万の軍勢に、たった2千の兵で立ち向かい、撤退させてしまう。

長親がすごいわけではなく、まわりの活躍がすごいんだけど、まわりをその気にさせる長親の人望?ということで、やっぱり長親がすごいのか?(笑)

そんなにかたい話ではないので、
「歴史ものは苦手で・・・」
という人にもおすすめですよ。

でも、反対に、ハードな歴史ものを読みなれている人は、ちょっと軽くて物足りないと思うのかな。

本作はもともと、脚本として書いたものを小説に書き直したもののようですが、映画化企画もあるようですね。
5月の終わりには新作が出る、という話も新聞で読んだのですが、どんな話かな。

テーマ:読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

リボラジ#26
リボラジも月曜更新なのにな・・・記事書くの遅いな。
子供の学年末も近づき、行事や午前授業が多くなって、ゆっくりパソコンの前に座ってられなくて・・・なんて言い訳してみる。
朝食・弁当つくり、洗濯、ゴミ出し等、朝の家事をテキパキと片付けられない自分のせいなんですが(苦笑)。

今回は散歩中に、居酒屋並盛を見つけた骸こと飯田さんがゲスト。
「下ネタ禁止」と釘を刺される(笑)。

「母さん感謝の日のアフレコには来なかったけど」
「手から鳩出すのをやったような気がした」
骸なら、幻術でなんでも出してしまうかもしれない(笑)。

「母の日にはプレゼントしてます!
 『生んでくれてありがとう』って手紙をつけて」
って、いい人をアピールする飯田さん。

リスナーからのメールで、京子ちゃん役・稲村優奈さんに山・獄がデレデレし過ぎ、とロリコン疑惑も指摘される!
ハル役の吉田仁美さんとの扱いが違い過ぎる!とのこと。

「仲がいいからこそのやり合い」
「いずれ10代目の奥さんになるので、丁重に扱っているだけでデレデレとは違う」
と言い訳(笑)していましたが、2人そろって
「か〜わ〜い〜い〜!」
なんて言っていたところからしても、それだけじゃないよね、絶対!
「ロリコンじゃない、子供が好き」と(獄)。

リボ柳、今週の1番は
「ケーキとは 敵か味方か わからない」
でした。
確かに、食べてるときは幸せ、その後自分の体型見てがっかり・・・だよな。

さんざん「いいかげん」「うそくさい」と言われ、
「出なかった方がよかったんじゃないか」
と言う飯田さん。
でも、ファンの要望も多かったでしょうに^^。

(獄)と飯田さんの適当さが似てる、という話に。
(飯田)「やめてくださいよ」
(獄)「勘弁してくださいよ」
と言う2人・・・やっぱり似てる(笑)。
私はラジオ聞いてて、2人の声がどっちがどっちだかときどきわからなくなったんですが、そんな方はいませんか・・・ね。

飯田さんが出した次回のリボ柳のお題は「タンクトップ」。
自分が好きだから・・・という飯田さんに、
「打ち合わせのときに、リボーンの川柳にしやすいテーマにって言ったじゃないですか」
と突っ込む(山)。

みんなで作ったリボ柳は
「これ1枚 
 寒くないのか
 タンクトップ
 それでも僕は
 タンクが好きだ」

このお題を、いかにして、リボ柳にして送るかは難題ですねえ。

「みなさんが思っている以上に打たれ弱いです」
と言う飯田さん。

「飯田さんをまじめにする会を作ろう」
「ごっきゅんも・・・」
・・・なところでまた次回(最近適当・汗)。

テーマ:家庭教師ヒットマンREBORN!! - ジャンル:アニメ・コミック

田村裕著『ホームレス中学生』
もう、説明不要なほど有名な本ですよね。
帯には『3ヶ月で100万部突破』と書いてあったけど、すでに120万は超えているはず・・・今はもっとかな?

ホームレス中学生ホームレス中学生
(2007/08/31)
麒麟・田村裕

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多分、私が田村さんのホームレス生活の話を最初に聞いたのは、『さんま御殿』あたりだと思うのですが、中学生で公園生活・・・というエピソードにはもちろん驚いたのですが、兄弟3人を目の前にしての、お父さんの
   『解散!』

の言葉がもう、印象的で。

でも、そんなお父さんを全く恨んでいない田村さん。
というか、反対にお父さんのことを心配していて、なにかの番組で探してもらったんですよね。

田村さんのすごいところは、自分の不幸を(不幸と思っているかはわかりませんが・笑)決して人のせいにはしていないところ。
これは亡くなってしまったお母さんが、田村少年を十分に愛してくれていたからこそなんでしょうね。

まわりの人たちもいい人ばかりで、暗いニュースの多い中、ほっこりと温かい気持ちにさせてもらいました。

決してこなれた文章ではないのですが、その分、田村さんの純粋な面がよく現れていて、よかったです。

先日、テレビのトーク番組で、超?高級マンション購入を考えているらしいことが露見しましたが、おごらない性格のままでいてほしいな・・・と思ったのでした。



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司馬遼太郎著『妖怪(上・下)』
10月には読書週間もあったというのに、最近なかなか本が進みません。
「積読」はよくない・・・と思いつつ、ついつい本屋をのぞいては、すぐに読めないのに買ってしまう日々(苦笑)。

そんな中、やっと読み切った本を紹介。

妖怪 上 新装版 (1) (講談社文庫 し 1-49)妖怪 上 新装版 (1) (講談社文庫 し 1-49)
(2007/10)
司馬 遼太郎

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時は室町時代末期。
六代将軍の落胤と母に言われて育った熊野の源四郎は「将軍になろう」と、飢饉と戦乱で荒廃しきった京へ上る。
都では八代将軍足利義政の御台所日野富子と、側室の今参りの局が権勢争いに明け暮れていた。
その暗闘に巻き込まれた源四郎を、幻術師・唐天子の奇々怪々な幻戯が襲う。(文庫帯より)


応仁の乱前夜、京に蠢く妖異の世界を鮮やかに描いた司馬幻想文学の傑作・・・だそうです。


実は私、司馬遼太郎の本を読んだのはこれが初めてです(汗)。
司馬さんというと、『竜馬が行く』『坂の上の雲』『翔ぶが如く』など、歴史小説家のイメージしかなかったのですが、解説を読むと、けっこう幻想文学も書かれているようです。
(ちなみに上の3作品は、私の父が時代小説好きだったので、多分家にあります・苦笑)

この本でおもしろいのは、やはり幻術師・唐天子が人にかける幻術の数々でしょうか。
小さな祠?の中に入ると、中がすごく広い御殿のようになっていたり、屋敷から逃げ出すためにかけたはしごが延々と続いて、ついには天にまで到達してしまい、そこで贅沢をつくすも、実際は庭の松の木の上であったり。
小さな箱庭をのぞくと、それが御所の中で、小さい人がその中で動いていたり。
まあ、催眠術みたいなものらしいです(笑)。

もうひとつの面白さは室町後期・・・という当時の様子が、これを読むとよくわかることでしょうか。

歴史で習った室町時代というと、足利尊氏が開いて、「花の御所」とか言われて、金閣・銀閣などきらびやかなイメージ・・・くらいしかなかったのですが、この八代将軍・義政のころは、将軍の力が弱まって、実力主義・下克上の始まり・・・の時代の変革期なんですね。

戦も鎌倉時代の騎馬戦、武士同士の一騎打ちから足軽を中心にした集団戦法となり、諸大名は戦となると金で人を集めるようになる。

印地と呼ばれるやくざ者や土倉と呼ばれる高利貸し業者が幅を利かし、それに不満を持った人々が土倉一揆を起こして、金品を奪い、または借金の棒引きを幕府にせまり・・・で、幕府の権威は地に落ちていたようです。

また、浄土真宗が急速に広まった時代でもあり、開祖・親鸞の教えによると、まじない、うらないは迷信、神も妖怪も存在しない、ただひたすら阿弥陀如来だけを信仰せよ・・・という合理主義的な宗教で、そのために、その対極にある陰陽師や幻術師がこの時代に廃れてきたようです。

私としては、熊野から出てきた源四郎が、将軍目指してもっと活躍してくれるのかな・・・と思っていたのに、かなり唐天子の幻術にかかりまくっていて、そこがちょっと残念というか、拍子抜けだったのですが・・・

幻術の面白さ、当時の時代背景を知りたい・・・と言う方にはおすすめの本です。


続きには、「腐」な(笑)私目線で面白かった(興味深かった)箇所を。


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